見えチヌ釣り(習性6)チヌの習性を利用した釣り方と実践を解説(チヌ3匹の動きから習性が見える)【前打ち/ヘチ/落と込み/河川/カニ/クロダイ/釣り方/サイトフィッシング】

<紹介>
チヌの習性を利用した釣り方を紹介します。
3匹のチヌのそれぞれの動きからチヌの習性が垣間見えます。

<3匹のチヌの動き>
【左側の逃げるチヌ】
釣り人が覗き込んだ瞬間に逃げています。
チヌの頭上は死角ですが、気付かれない角度は経験的に真上から10度程度までかと思います。

【中央の喰うチヌ】
チヌの頭上の死角から振り子打ちでカニを打ってチヌがカニに気付いてから覗き込むと、チヌはカニに集中して左のチヌが横を逃げても気にせずカニを優先して近付いています。
また、釣り人が覗き込んでも逃げないため、周囲の警戒が薄くなっていると思われます。

【右側の好奇心旺盛なチヌ】
右側のチヌは、喰うチヌが気になるのかゆっくり近付いて様子を伺って、こちらも釣り人に気付いてない様です。
参考までに、チヌはエサの奪い合う動きは一度も見たことが無いです。1匹が餌を喰っていると、他のチヌは1m程度離れて様子を見ているだけです。
例えば大きめのカニを打って、1匹がカニに近付いて喰おうとしたがカニの抵抗にあって諦めてカニから離れると、別のチヌが近付いてカニを喰おうとアタックする光景は何度か見たことがあります。

<釣りに応用できチヌの習性>
チヌ3匹の動きから分かる習性を紹介します。
釣人が覗き込み左のチヌが逃げだすと大抵は連られて他のチヌも逃げますが、中央の喰うチヌは逃げるよりエサを優先しています。右側チヌは喰うチヌに近付き何を喰っているか様子を見る好奇心旺盛な動きが分かります。
この事よりチヌ間で危険を知らせて一緒に逃げる様な連携は無く、あくまでもチヌ毎に単独に判断して動く様です。

<習性を利用した釣り方と実践>
チヌはカニを発見するとカニに近付き喰い終わるまで周囲の警戒が薄れる様な動きを何度も見ています。
釣り方は、チヌを発見したら素早くカニを打って釣り人からカニに気をそらさせる事で喰い終わるまで逃げ難くなります。
この動画の実践ではカニを打ってから覗き込む事で狙ったチヌは逃げていません。

●見えチヌを釣る前打ちの方法とテクニックについて紹介したウェブサイトを開設しています。
見えチヌを常に安定して数釣りするためには、見えチヌの動き、水温、水深、透明度、水中形状に合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を工夫する必要があります。当サイトでは、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/

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