<魚体を水平にしたチヌにカニ打ちの基本>
石積みの駆け上がりに魚体を水平にして動かないか、または、ゆっくり動いているチヌに効果的なカニの打ち方です。
チヌの斜め前方45度にチヌが居る水深と同じだけ離したポイントにカニを打って、誘わずそのままカニを沈めて着底するまで待ちます。そのまま沈める理由は、チヌの視界に沈むカニが入っている可能性を考えて、誘うことで不自然にカニが沈む様にしません。不自然な動きをしていると近付くどころか逃げます。
また、理想的な餌打ちポイントは、着底直前にチヌに気付かせることが出来るチヌとの距離と角度になりますが、チヌの動きがゆっくりだと近めのチヌが居る水深と同等に打ち、動きが速いと投目に打ちます。
着底後にチヌが気付かない場合は、ゆっくりチヌの50cm程度前方を横切るように誘います。それでも気付かない場合は、カニを回収し再度餌打ちします。
<アタリ>
真冬のアタリは、ほとんどが居食いですが、稀にラインをコンと叩き、スーッと引込むアタリがありますが、夏場と違ってラインはゆっくり動くため、しっかり見ないと分からないです。
<重要:カニ回収時の竿操作>
カニを回収する時に竿を起こして回収すると、チヌが竿に気付いて逃げる確率が高まるため、チヌ気付かれない様に竿は寝かせて回収すると、再度餌打ちして見えチヌを狙うことができます。
<餌打ちの距離感について>
餌打ちポイントは、近過ぎると逃げるし、遠過ぎると気付かないため、チヌが居る水深と同じだけ離して餌打ちできる距離感は大事になります。そこで、水深を目測だけで行うと、光の屈折の現象で川底が浅く見えて見誤る場合があるため、マーカー付きの紐を針に付けて沈めて、時々水深を確認します。
<餌打ちポイントへの拘り>
チヌの水深と同じだけ離したポイントへ餌打ちする理由は、光の屈折で臨界角の外側の全反射の領域にカニを打つことで、チヌが着水したカニを見たときに、臨界角の内側だと空からカニが落ちてくるシーンが見えるが、臨界角の外側だと水面が鏡のようになっているため、カニが空から落ちてきたことが分かり難くチヌが警戒しないと考えています。
この臨界角の距離はおよそチヌが居る水深と同等になります。
詳しくはスネルの法則と三角関数で計算できます。
●前打ちによる見えチヌの釣り方とテクニックについて紹介したHPを作成しています。
見えチヌをいつも安定して数釣るためには、見えチヌの動き・水温・水深・透明度・水中形状などに合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を1%でも釣れる確率が高いと考えている方法でやっており、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/
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