見えチヌ釣り(実践39)冬場の河川の石畳は上げ潮でチヌが見えても餌打ちせず下げ潮の浅場に寄る高活性のチヌを狙い打ち【前打ち/ヘチ釣り/落とし込み/河川/クロダイ/黒鯛/カニ/釣り方/テクニック】

<冬場の見えチヌの狙い方>
冬場で上層水温が経験的に基本的に9度以上あれば、天候変動などの条件も加味した検討が必要ですが、浅場に寄ってくる可能性が高いと考えています。
また、水温が低いとチヌの活性が低く、込み潮で底付近に見えるチヌに餌打ちしても無視または逃げるチヌが多いです。

そこで狙い目は、満潮で河川の汽水域に暖かい海水が流入して下層に暖かい水温の層が厚くなり、満潮から下げで流れが速くなった時に、汽水域の上層の水温が9度以上あれば、餌が多い河川の浅場にチヌが寄ってくる可能性があります。特に石畳の駆け上がり上部までカキやフジツボが付着している様な場所は、石畳が満潮で水没して下げ潮で石畳の上部の水深が10cm程度になった頃は石畳際は波が立っており、チヌから釣り人が見え難く見えチヌを狙えるチャンスとなります。

<重要>
込み潮で底にチヌを発見して餌打ちしても、低活性なチヌはカニに気付いて逃げるか、逃げなくても嫌がってゆっくり立ち去る場合が多く、しつこく餌打ちするとチヌが散って、満潮から下げでチヌを狙いたくても駆け上がりに寄ってこない場合がありますので、込み潮でチヌを見つけても餌打ちせず満潮まで待ちます。

<釣り易い護岸構造>
石畳が水没しても護岸壁の河川側の低い位置に満潮でも歩ける通路がある場所は、見えチヌを釣る絶好の護岸構造です。
理由は、釣り人の背後はコンクリート壁となっていますので、服装を護岸壁の色と同様の薄いグレー系の色にすることでチヌは釣り人に気付き難い保護色となるようです。
また、釣り人の位置は水面より高い位置に居ますので、屈折光量が増えて水中が見易くチヌを発見できる数も増えます。

<釣り方>
石畳の駆け上がりの上部の水深30cm前後の浅場に居るチヌは高確率で釣れる可能性が高いです。
浅場に居るチヌは、チヌが居る水深と同じ距離でチヌの前方に餌打ちしても逃げずにカニに近付く事が多いです。
例えば、餌打ちポイントは、石畳の掛け狩りの水深30cmに居るチヌに対してチヌの前方30cmに餌打ちすると着水直後に近付いてきます。
但し、水温が高い時期であれば、自然界でも多くのカニがウロウロしているので、その中にカニを打っても違和感なく喰ってきますが、水温が低いと自然界ではカニは滅多にウロウロしていませんから、チヌがカニをじっと観察してから喰うようで、見切られないように釣り針が見えない刺し方は重要と考えています。

<タックル・仕掛け>
竿 5.3m
ライン PE1号(白色)
ハリス 1.7号(2m)
針 チヌ針1号
餌 カニ

●前打ちによる見えチヌの釣り方とテクニックについて紹介したHPを作成しています。
見えチヌをいつも安定して数釣るためには、見えチヌの動き・水温・水深・透明度・水中形状などに合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を1%でも釣れる確率が高いと考えている方法でやっており、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/

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