<水面が高く釣り易い訳>
石積みで水面が低い時に駆け上がり際に立って近付くと、チヌは釣り人に気付いて逃げるため、姿勢を低くして隠れる様に近付きますが、水面が高い時は駆け上がり際に近付いても逃げ難くなり、釣り人は姿勢を低くすることなく立って餌打ちが出来ます。
理由は、光の屈折によって駆け上がり際の水面が、チヌから釣り人を見ると鏡になって見え難いですが、釣り人からは川底のチヌが見えるマジックミラーの様になるためです。
詳しい解説は改めて行いたいと思います。
<石積みで釣り易い条件>
釣り易い条件は、石積みの駆け上がりの高さが2m程度あって川底が砂地になっている護岸構造で、水面の高さが石積みの上部と同等の時にチヌが駆け上がりの底際の砂地に居ると、竿を振ってカニが着水するまでは逃げ難いです。
但し、水深が約2mと深くなるとカニが着底するまで時間が掛かり、カニが沈み中にチヌが気付いて逃げない様に、狙った着底ポイントにチヌに気付かれない様に沈める竿操作が難しくなります。
<ノウハウ>
チヌはカニに気付くと、近付いて観察して不自然で無ければ喰ってきますが、沈むカニや誘いで動かしているカニに気付くと、危険を察知して一目散に逃げるか、逃げない場合でも、カニに近付かずその場でカニを観察して不自然な場合は見切って逃げる場合が多いです。
<光の屈折について>
光の屈折によって、チヌから釣り人が見え難いが、釣人からチヌが見える角度はチヌの上部の水面を基準に20度以下と考えています。
20度とした場合に、水面の高さによって近付ける距離を紹介します。
護岸構造が、石積みの高さが川底から2m場合。
水深が2m(水面の高さが石積みと同等)場合は、6mまでチヌ近付けますから4.3mの竿が最適です。
水深が0.5mの場合は、8mまでしか近付けないため、5.3mの竿を使う事になります。
●前打ちによる見えチヌの釣り方とテクニックについて紹介したHPを作成しています。
見えチヌをいつも安定して数釣るためには、見えチヌの動き・水温・水深・透明度・水中形状などに合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を1%でも釣れる確率が高いと考えている方法でやっており、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/
この記事へのコメントはありません。