＜見えチヌを釣る手順＞
見えチヌを釣る手順は、チヌに気付かれない様に近付き、逃げ難い竿振りと逃げ難いポイントにカニを着水させ、カニが着底するまでチヌに気付かれず、着底させた直後にチヌが自然に動くカニを発見する様に見せかけて喰わせます。
この手順で釣り易いチヌは、石積みの水際に居るチヌです。
＜水際で釣る手順＞
石積みの水際のチヌを釣る竿は、短い4.3mを使いカニを回収するため竿を起こした時に、周囲のチヌが竿の動きに気付いて逃げられない様にします。
探し方は、水際から離れて竿を前に寝かせて、いつでもカニを打てる体制でゆっくり歩き、斜め前方の８ｍ付近のチヌを探します。チヌを発見したら釣り人に気付いて警戒モードに入らない様に、素早くカニを打って姿勢を低くします。
カニ打ちの着水ポイントは、チヌが居る水深が50cm以下だとチヌの1m先に打ち、チヌの水深が50cm以上だと、水深に合わせて徐々に遠くに打ちます。
ただ、水深が50cm以下で波がある場合は、チヌの横から後方に30cm離して着水させても逃げない場合があります。
着底ポイントは、チヌの前方に着底させると逃げますので、チヌの横から後方に30～50cm離します。チヌがカニに気付かない時は、無理に誘うと逃げますので待つ事が基本です。誘いたい場合は、竿操作やラインの張りに気付かれない様に、カニが歩く速度で少しづつ動かしチヌがカニに気付いた瞬間に止めます。チヌがカニに気付いて、じっと観察する場合がありますが誘うと逃げますので待ちます。
＜チヌが浅場に寄る水温＞
川底の水温が９度以上で、表層との水温差が無ければ、チヌは水際の浅場に餌を求めて寄ってきます。このチヌを狙えば高確率で喰います。
＜石積みの超浅場が釣り易い訳＞
石積みの超浅場が釣り易い理由は、カニが着水して着底までの時間が短く、チヌが不自然に沈むカニに気付き難いためです。
沈む速度は、仕掛けを重くしない限りテクニックを駆使しても困難で、チヌが深場に居るほど沈むカニの時間が長く気付き易くなるため、逃げる確率が高くなります。
夏場ですと、沈むカニを追っかけて潜る光景は良く見ますが、厳寒期は、着底したカニが自然に動かないと喰わず、壁際に沈めても沈むカニに気付けば逃げます。
想像ですが、厳寒期はカニを落ちてくる可能性が低く危険を察知しているかと考えています。
●前打ちによる見えチヌの釣り方とテクニックについて紹介したHPを作成しています。
見えチヌをいつも安定して数釣るためには、見えチヌの動き・水温・水深・透明度・水中形状などに合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を１％でも釣れる確率が高いと考えている方法でやっており、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/
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