<お蔵入り映像の紹介>
チヌがカニを喰う瞬間などの光景を撮影できたが、バラシなどで取り込みできなくお蔵入りしていた映像ですが、チヌの習性が分かる興味深い光景なので紹介することにしました。
映像(1)
<光景>
カニをチヌから約1.5m離して打ってもカニと判別できているか不明ですが近付いてきます。
<ノウハウ>
チヌから適度な距離を離して打つと、好奇心旺盛なチヌは気付いて近付きますが、チヌから近過ぎるとビックリして逃げます。また、当然ですが遠すぎると気付きません。
チヌの動きや状態や、チヌが居る護岸構造に合わせて最適なピンポイントに餌打ちすると高確率で喰わすことができます。
映像(2)
<光景>
超浅場のゴロタ場で頭を下げて魚体を捻りながらキラキラしながら無心に餌喰っているチヌにカニを打つ時は、カニに気付かせるためにチヌの横に30cm程度離して打ちます。
<ノウハウ>
超浅場で餌喰っているチヌは、カニを離して打つと気付かないので30cmまで近付けて打つ事が基本です。もし気付かなければ、カニが不自然な動きにならない様にゆっくりと動かして誘います。
映像(3)
<光景>
カニを喰う時は頭を下げて魚体を捻りながらキラッとして喰う事が多いです。
<ノウハウ>
チヌの教科書的な喰いアタリは、頭を下げてカニに噛みつく時に弾くようにコンとアタリ、カニを噛んで魚体を泳ぐ姿勢に戻す時に押さえ込むスッとアタリ、白い口をパクパクさせて喰い込む時に小刻みにコツコツとアタリ、喰い終わって移動するときにラインを引っ張る様にスーッと引き込む様にアタリます。アワセの基本はスーッアタリです。
もしコンが2回以上続く場合はフグの可能性があります。
いきなりひったくるようなアタリは、小型のチヌが多く、カニを甘噛みしたまま持ち去る時のアタリに多く、合わせても針掛かりしない事が多いです。
映像(4)
<光景>
大抵のチヌは、頭を下げてカニに噛みつき、魚体を泳ぐ姿勢に戻してカニを喰い込みますが、その時に白い口をパクパクします。
<ノウハウ>
白い口をパクパクして喰う時は口の中でカニをコロコロ回しながら喰っている様に見えます。この時に合わせるとすっぽ抜ける場合が多いです。
特にアワセが難しいのが居食いの場合です。待ちすぎると飲み込んでしまい、チヌにダメージを与えてリリースが難しくなる場合があります。
<反省>
この動画を見て気付いたのですが、チヌが向いている方向に合わせたため針外れした可能性が高いです。
アワセの基本は、チヌが動き出した時にチヌの泳ぐ方向と反対方向に合わせる事です。
映像(5)
<光景>
砂地の川底をウロウロするチヌに喰わします。
水深50cm程度の浅場の海底で魚体を下向きに餌を探してウロウロするチヌは高確率で釣れる絶好のチャンスです。
<ノウハウ>
川底をウロウロするチヌは、斜め前方1mに着水させ流れを利用し50cm斜め前方に着底させると気付いて喰ってきます。
<反省>
針外れの原因は、チヌが右向きから振り返って左を向いた瞬間に、左方向に合わせた可能性が高いと考えています。
アワセの基本はチヌの向きと反対方向です。
理屈は分かっていても、悔しいですがやってしまうのです。
映像(6)
<光景>
カニを打つ時に、チヌの真上に着水すると着水音にビックリして逃げますが、何が落ちて来たのか確認に戻ってきます。
<ノウハウ>
チヌの真上は死角な様で着水音にビックリして逃げますが、好奇心旺盛なチヌは何か落ちたのか気になり戻ってきて、カニをガン見して大抵のチヌは見切って去りますが、時々ガン見後に喰うチヌもいます。
<チヌの習性>
この行動からチヌは臆病だが好奇心旺盛が良く分かります。
また、5秒間もガン見した事より、喰いたいが用心深いチヌは不自然なカニの動きで見切ったと思われます。
映像(7)
<光景>
急流を転がるカニを追っかけて喰ってきます。
<ノウハウ>
自然の流れに転がるカニは喰ってきますが、誘いで不自然に動かすと危険を察知して逃げる場合が多いです。誘う時はカニを自然に動かす事が重要です。
最後に
<見えチヌ釣りの魅力>
見えチヌ釣りの魅力はチヌの様々な動きを目の当たりに出来る事です。逃げると悔しいですが、問題は見えないチヌと違い明確なので問題点から課題に落とし込み対策を試行錯誤しながら釣りする事がワクワク楽しく飽きないです。
これからも見えチヌ釣りの魅力を発信します。
●前打ちによる見えチヌの釣り方とテクニックについて紹介したHPを作成しています。
見えチヌをいつも安定して数釣るためには、見えチヌの動き・水温・水深・透明度・水中形状などに合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を1%でも釣れる確率が高いと考えている方法でやっており、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/
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