<狙いのチヌ>
河川が濁り透明度が1m程度で護岸が石積みの浅場で見えないチヌを前打ちで釣り歩きます。
<釣り方の手順>
1)竿を出す前の情報収集
釣を始める前に川底と上層の2点の水温を測定して、水温と透明度、風、流速、潮位からチヌの活性度を推測して、カニのサイズやカニの着水ポイントや着底ポイントを決めて釣り始めます。
2)釣り人の立ち位置
チヌが見えなくても水際を歩かず、水際から陸側に離れて歩きます。
万が一、水際にチヌが居た場合に逃がさないためです。
3)カニのサイズ
川底の水温が20度で活性が高そうなので、カニのサイズは甲羅幅が1.5cmから使い始めます。
4)餌打ち
見えチヌ釣りと同様に竿を寝かせたサイドスローで振ります。
5)カニの着水ポイント
歩く進行方向の斜め前方で、カニを着底させたいポイントより遠目に着水させます。
6)カニの着底ポイント
カニが着水後、カニを沈めながら手前に引いて石積みの駆け上がりの底の際に着底させるイメージで竿を操作します。
チヌが着水音に気付いて逃がさないためです。
7)カニの回収
着底度、ラインを緩めて5秒待ちアタリが無ければ回収で竿を起こしますが、歩き出す前にカニを手元に回収してから歩き出します。
歩きながら回収すると起こした竿に気付いて、これから餌打ちするポイントの見えチヌが逃げて、連られて見えないチヌも一緒に逃げる可能性があるためです。
8)餌打ち間隔
5m間隔を基本として3~10mまでアタリ状況に合わせて間隔を変えます。
以上の単純な繰り返しですが、見えないといつ喰うか分からず常に丁寧な餌打ちとラインの動きに集中します。
<状況に合わせた判断>
アタリが無ければカニのサイズを小さくしますが、フグに取られるようだと大きくします。
餌打ち間隔はアタリが無ければ10m程度まで間隔を空けます。また濁りが50cm程度と低くなると餌打ち間隔を2mまで狭くする場合もあります。
アタリが100m程度歩いてもなければ、場所を変更する事も考えます。
●前打ちによる見えチヌの釣り方とテクニックについて紹介したHPを作成しています。
見えチヌをいつも安定して数釣るためには、見えチヌの動き・水温・水深・透明度・水中形状などに合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を1%でも釣れる確率が高いと考えている方法でやっており、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/
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