見えチヌ釣り(光景19)前方2mに打ってゆっくり近付けてチヌが気付くと止めて喰わす(水深50cm程度の砂地に居るチヌ)【前打ち/ヘチ釣り/落とし込み/河川/クロダイ/黒鯛/カニ/釣り方/テクニック】

<狙いのチヌ>
水深50cm前後の砂地の川底で魚体を泳ぐ状態(水平)でじっとして居るチヌを狙います。

<水深50cm前後が釣り易い概要>
2021年の年間の前打ちによる釣果568匹の内、約500匹は見えチヌを釣っており、その中で半数程度は水深50cm前後で釣っています。

50cm前後の水深が釣り易い理由は、チヌの動きに合わせて最適なポイントにカニを打って、着水したカニを短時間でチヌが気付く前に自然な状態にもって行く操作が簡単で、カニが自然に動いている状態になった以降にチヌが気付くと、大抵のチヌは違和感を察知せず自然に喰ってきます。
ただ、大前提として、餌打ちできる距離まで近付き、カニを打った着水音でチヌが逃げない様にする必要があります。

<水深50cm前後で釣る基本>
●打つ前に必要な知識
・着水したカニが沈む速度は概ね20cm/秒程度です。
・沈むカニは底から約30cm以内を沈んでいる場合は危険を察知し難い様です。
・チヌはカニを喰う前に観察して違和感があれば一目散に逃げるため釣針は見えない様にカニの腹側に刺します。
・石積みやゴロタ場であれば死んだカニでも喰ってきますが、砂地に居るチヌは動きが良い活ガニを使います。

●餌打ちポイントの基本
・チヌの姿勢が泳ぐ状態(水平)でじっとしている場合は、チヌの前方に2m以上離して打って近づけて気付かせます。
・チヌの姿勢が下を向いて餌を探している状態の場合は、1m前方か50cm後方にカニを打って、気付かなければカニを近付けます。

●釣り易い理由
・水深50cmであれば、カニが着水して約1秒以内にチヌがカニに気付かなければ危険を察知して逃げ難いです。
・水深が浅いため、流れや風の影響が少なく狙った着底ポイントに打ち易く誘い易いです。
・チヌの動きが良く見える為、チヌの動きや向きに合わせて最適なポイントへ打つことができます。

●本動画の釣り方
チヌの姿勢が川底で魚体を泳ぐ状態(水平)に上流を向いて静止していたので、チヌが着水音で気付き難い2m前方に着水し着底させて、ゆっくりチヌが気付くまで近付け、気付いた瞬間に止める事です。

●重要な操作
チヌがカニに気付き易い様に、カニがここに居ます様な的なアピールする誘いではなく、カニが自然に歩くような速度でゆっくり近づけて、チヌがカニに気付いた瞬間に止める事です。アピールをすると、危険を察知して一目散に逃げます。
チヌにカニを気付かせるには、あくまでも自然に動いているカニに気付かせる操作を行うことです。

<浅場でチヌを狙い易い時期>
河川の汽水域の川底の水温が早朝に測定した時に約18度以上になると汽水域の河口から上流の潮止堰まで干潮でも海に戻らず川筋になどで潮の満ち込みを待つチヌが増えます。
この時期になると河川の釣りは、チヌの居場所が限られる干潮中心の釣りになります。理由は、透明度が50cm以上ある河川であれば、干潮の時に見えチヌを発見しやすく、透明度が低い河川でも干潮であれば見えチヌ釣りが可能となり、多くの河川で釣りを楽しむことができます。
時期は概ね6月~11月になります。

●前打ちによる見えチヌの釣り方とテクニックについて紹介したHPを作成しています。
見えチヌをいつも安定して数釣るためには、見えチヌの動き・水温・水深・透明度・水中形状などに合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を1%でも釣れる確率が高いと考えている方法でやっており、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/

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