＜動画のポイント＞
ＰＥラインを白色から黄色に変更する事でチヌの反応に変化や釣果に差がでるか、数釣りで実績がある２つの河川で３ヵ所の釣り場を釣り歩いて検証してみました。
動画の最後に釣果の差異と黄色PEラインについて考察しています。
合せて、複数の釣り場を回る時に、数釣りができる順番に回る為の釣り場を選定する戦略も解説しています。
＜釣場の選定戦略＞
今回の釣行の狙いは数釣りを目指しており、釣り易い条件となる釣場で日の出から昼まで釣るために、タイドグラフと気象条件・護岸構造などを考慮して、２つ河川の３ヶ所で数釣りを狙える時間帯に釣り歩きます。
【釣場１】
場所： 河川Ａ 東側
時間： 6:30 ～ 8:00
潮位： 上げ７分～９分
釣果： ６枚
釣場の選定戦略
早朝は日差しが弱く水中のチヌが見え難いため、少しでも高い位置からチヌを探し歩ける場所で釣ります。ただ、高い位置で釣り歩くとチヌが釣り人に気付き逃げ易くなるため、グレー色の服装とキャップで背後のコンクリート壁の色に溶け込む保護色とします。更に、太陽を背にすることで水面のギラギラを抑える事ができる河川の東側の場所を選定します。
【釣場２】
場所： 河川Ａ 西側
時間： 8:30 ～ 10:15
潮位： 満潮から下げ８分
釣果： ７枚
釣場の選定戦略
石積みが水没直後で高活性なチヌが水際の浅場に寄る時で、更に太陽を背にすることで水面がギラギラしない時間帯に短い4.3mの竿を使って数釣りを狙います。
この釣り場は、水面から足元まで１ｍ弱と低く太陽を雲が遮ると、水際に寄るチヌは高活性な青白い個体が多く曇りでは見え難くなるため、晴れた日なたで釣り歩く事が望ましいです。
【釣場３】
場所： 河川Ｂ 西側
時間： 10:45 ～ 12:00
潮位： 下げ７分～５分
釣果： ６枚
釣場の選定戦略
潮位が下がって、釣り座から水面まで高くなり水深も浅くなり、チヌに釣り人が気付き逃げ易くなるため、太陽を背に護岸壁の陰色と釣り人が陰色で同化させて、チヌに気付かれ難くして数釣りを狙います。
＜釣場の選定ノウハウ＞
【ノウハウ１】
日の出直後は水中が見え難いため、高い位置からチヌが見えて、掛けたチヌを取り込み易い釣場を選びます。
【ノウハウ２】
見えチヌ釣りの基本は晴れた日に釣行して、釣場は太陽を背にできる方向から釣り歩き始めて往復します。
理由は、往路で警戒心していないチヌが見え易い太陽を背に釣り始めることで釣果アップを狙います。
【ノウハウ３】
見えチヌをより多く釣るためには、チヌに気付かれ難い、光の屈折を利用してチヌの頭上の水平角２０度以下で釣る事や、背後の景色と同系色となる同化や、背後の景色や色に溶け込む保護色となる服装やキャップを着用します。
＜カニ打ちノウハウ＞
石積みが沈んだ直後に石積み上部の浅場に寄るチヌは高活性で、カニを頭上に落すと反射的に喰うか、または逃げても戻ってカニを確認して喰う動きをするチヌがいます。
この動画では、チヌの頭上にカニを打つと反射的にスッと近付き喰ってきました。
＜黄色PEラインについて考察＞
１０年ほど前にＰＥラインの最適な色に付いて検証を行いまして、白がベストと結論付けましたが、理由は記録や記憶が無く不明です。恐らく当時はハリスの長さを落し込みと同じ矢引(約1/2ヒロ)で使ってカニを着底させた底釣りを行っていたことで、チヌがＰＥラインに気付き逃げ易かったと考えて、対策として自然界に多い白色にしたかも知れないです。
この動画では、水温が高く釣り易い時期に、数釣りを行って釣果に差が出るか試した結果、黄色を使った第一印象は白と差はなく白以外でも使えそうですが、１年間かけて様々な条件で黄色ＰＥラインを使った検証を行います。
●見えチヌを釣る前打ちの方法とテクニックについて紹介したウェブサイトを開設しています。
見えチヌを常に安定して数釣りするためには、見えチヌの動き、水温、水深、透明度、水中形状に合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を工夫する必要があります。当サイトでは、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/
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