見えチヌ釣りに行こう(習性13)カニを追っかけ捕食スイッチが入ったチヌが見境なく喰う動きに注目(2枚釣ったシーンで解説)【前打ち/ヘチ釣り/落と込み/河川/カニ/チヌ/クロダイ/サイトフィッシング】

<動画のポイント>
チヌは捕食スイッチが入ると見境なく喰ってきます。
この動画は、回収するカニを追っかけ捕食スイッチが入ったチヌが、カニの再打ちで見境なく一気に近付いて喰う光景が映っています。
また、2枚釣っており、それぞれについて解説しています。

<1枚目の捕食スイッチON>
チヌがカニに近付いたが見失ったようで通過した為、カニを回収して再打ちしようしたときに、回収するカニに気付いて追っかけて捕食スイッチが入ったと思われます。

<アワセのノウハウ>
カニを喰った時のアワセタイミングは、口をパクパクしている時に合すとすっぽ抜けの確率が高いため、口を閉じてから合せる事が基本です。
しかし、チヌの中には、口をパクパクしてカニを砕く時に、カニを吐くと喰うを繰り返すチヌもいます。待ち過ぎると、砕いたカニから針が外れで吐き出される場合もあって完璧に針掛りさえるアワセタイミングは難しいです。

<2枚目の捕食スイッチON>
狙ったチヌが移動始めてラインを引き込んだため合せたがすっぽ抜けたため、カニを回収した時に別のチヌがカニを追っかけて水面まで浮いてきています。この時に捕食スイッチが入った様で、チヌ前方1.5m先にカニを打つと、沈むカニを追っかけて喰ったと思われます。
捕食スイッチが入っていなければ、周囲に護岸壁やテトラなど、縦方向の障害物が無い場所で、沈むカニを発見すると不自然と考えて見切って逃げます。
ここで課題は、釣り人がカニの回収を行っていて、浮いたチヌに気付かなかった事です。偶然にカメラがとらえていて分かりました。

<カンヌキに掛ける>
カニを横刺しにすると大抵はカンヌキニに刺さります。

<よもやま話>
自宅から200Km圏内であれば日帰りします。また、できるだけ出費を抑えるため、高速は使わず出発時間を早めて一般道で行くことが多いです。
この動画の当初の目的は、始めて行く河川に片道200Kmの高速代をケチって早めに出発して朝6時に現着しましたが、干潮からの上げ潮で干潟を波でかき混ぜて、水深20cmの底が見えないほどの濁りでチヌが見える雰囲気で無かった為、この河川で釣る予定だった掬数の釣り場に行って竿は出さずに写真だけ撮影して60Km戻り、見えるチヌの魚影は薄いですが実績のある河川に9時過ぎに到着して釣り始めています。
チヌが見えなくても竿を出せば釣れると思いますが、見えチヌ釣りの魅力にハマっており竿を出す気になれませんでした。

<釣り歩く1時間当りの距離>
この釣場の足場は舗装道路で歩き易く、往復3Kmを2時間半で釣り歩いています。
短時間で歩ける理由は、見えたチヌだけを狙ってピンポイントにカニを打つ事を繰り返す為、喰うか逃げるかの勝負は早く魚影が薄い釣場ですが、釣り歩く距離を長くする事で、釣果は13枚と数釣りが出来ています。この後、別の河川で6枚追加して合計19枚で納竿しています。

<捕食スイッチが入る条件>
捕食スイッチが入り易い条件は主に2つのパターンがあります。
【カニを追っかけた時】
カニ回収や逃げる様に誘った時に、チヌがカニをチラ見程度の反応では捕食スイッチは入りませんが、カニを1m以上追っかけて来る場合は、捕食スイッチが入った可能性がありますので、素早く再打ちするとカニに飛びついて喰う可能性大です。

【すっぽ抜けた時】
合せた瞬間にガツンと針掛かりした感触の後に針外れした場合は、危険を察知して逃げますが、合わせた瞬間にスポッと抜ける場合は捕食スイッチが入った可能性が高いため素早くカニを再打ちます。

●見えチヌを釣る前打ちの方法とテクニックについて紹介したウェブサイトを開設しています。
見えチヌを常に安定して数釣りするためには、見えチヌの動き、水温、水深、透明度、水中形状に合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を工夫する必要があります。当サイトでは、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/

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