見えチヌ釣りに行こう(教本21)2連続失敗から学ぶ絶対やってはダメな竿操作を解説(竿操作によるチヌの動きに注目)【前打ち/ヘチ釣り/落と込み/河川/カニ/チヌ/クロダイ/サイトフィッシング】

<紹介>
見えチヌを釣る上で重要な誘い方となりますので、2連続で失敗して実例を恥ずかしながら紹介します。
竿操作した時のチヌの動きに注目してください。

<失敗1 水深1mで砂地を掘るチヌ狙い>
先ずは、定石通りの打ち方です。
1)着水音で逃げない様に3m離してカニを着水
着水音に気付かれ難い、チヌの斜め左前方3mにカニを打って、カニが着底後にチヌの前方1mまで移動させて止めてチヌの反応を見ます。
2)カニに気付かない時は少し誘う
約2秒間待ってカニに気付かない様であれば、5cm程度カニを動かしてチヌの反応を見ます。
3)カニを遠ざける誘い
約2秒間待ってカニに気付かない様であれば、カニがチヌから逃げる様に遠ざける誘いを行って、追っかけて来なければカニを回収し再打ちです。

【カニ回収で重要なこと】
再打ちするためにチヌを逃がさない様にカニを回収する竿操作が必要です。
カニ回収で竿を立てると、チヌは竿に気付き逃げる可能性がありますから、チヌから遠い方向に竿を寝かせて後方に振ってカニを回収します。

<再打ち>
再打ちは、先ほどよりチヌに近付けるチヌの前方50cmを通過させる様に誘います。
先ずは、着水音で逃げない様に斜め前方3mにカニを打って、カニが着底後にチヌの前方50cmまで近付けて止めてチヌの反応をみます。
約2秒間待ってチヌが気付かなければ、5cm程度動かしますが、今回の失敗は約2秒間待たず誘う動作と、ちょうどチヌがカニ気付いて近付く動きが同時になって、チヌは不自然に動くカニを見てチヌが危険を察知して逃げています。

誘いに危険を察しして逃げたチヌは、その場でウロウロしていますが、警戒モードになっており、再打ちしても喰わないため、別のチヌを狙います。

<失敗2 水深1mの底を移動するチヌ狙い>
チヌは釣り人に近付く方向に移動しているため、カニを打つための竿振りには気付かれ難く釣り易いチヌになります。
チヌが移動する斜め前方2mにカニを打って、沈めながらチヌの前方にカニを移動します。
狙い通り、カニに気付きスッと近付いためカニを喰ったと思われますが、その場でウロウロしておりカニに気付かなかったかと考えてしまいます。
大半のチヌはカニを喰う時の動きは、カニを喰う前に止まってカニを確認し、頭を下げる動作を行いますが、この動作が見えなかったため喰ったか判断きませんでした。
そこで、ラインをゆっくり張って喰ったか確認した時にすっぽ抜けています。
喰ったが判断が難しい場合は、ラインを緩めた状態で待ち、チヌがその場から離れてラインがスーッを入った時にアワセます。

<絶対やってはダメな事>
【分かっていても焦りから失敗する2点】

1)チヌがカニを発見後に誘うと逃げます。
チヌの近くで誘う時は、誘った直後にチヌの様子を見て、次に誘うタイミングを決めます。誘う間隔を短くチョコチョコ誘いません。

2)カニを喰ってその場でウロウロする時は、喰い込んでいません。
チヌがその場から離れるまで待つか、ラインをスーッと引き込むまで待って合せます。

●見えチヌを釣る前打ちの方法とテクニックについて紹介したウェブサイトを開設しています。
見えチヌを常に安定して数釣りするためには、見えチヌの動き、水温、水深、透明度、水中形状に合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を工夫する必要があります。当サイトでは、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/

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