苫小牧西港区で2021年10月末、釣り人の迷惑行為が発端とされる措置として苫小牧港管理組合は、立入禁止エリアの対策強化のため、新たに「釣り禁止」などを明記した看板を数十か所に設置した。
当初は、周知徹底のため、巡視船などによるアナウンスを行っていたとされるが、それから２年１０か月が経過して現状はどうなのか、入船公園の釣果状況も併せて現地を取材した。
連休で港湾作業を行っていない状況もあるのか、一部の立入禁止エリアには多くの入釣者が見受けられた。
新設された看板は一部破損し放置されたままで、多くの釣り人が立入禁止エリアに立ち入っているのにも関わらず、管理者が巡回して注意を促す様子も見られない。
手に負えない状況なのか、港湾作業の邪魔にならなければ容認するという黙認を再開したのかはわからないが、対策強化を図った以上は、目標とする結果が得られるまで対応を継続する必要があるのではないか。
黙認という状況であれば、結局ルールを守っている人だけが損をするという不公平な取り組みになってしまっては元も子もない。
「ルールを守らない人が悪い」というだけでは、管理者の役目は無に等しい。
この状況を課題とするのか、放置するのかは管理者判断に委ね、我々は見守る事しか出来ないが、今まさに苫小牧港管理組合の管理能力が問われる時期に来ているのではないか。
また、更に言えば、小樽に比べ、観光資源に乏しくインバウンドも内需も乏しい苫小牧市の問題も視野に入れて、小樽港のように、釣り公園を計画するなどの検討も必要ではないだろうか。（2024.7.13 PM）
一方で、一般開放されている入船公園では、30cm超級の良型のサバが好調で、当たっていた人はバケツ一杯溢れんばかりに釣っていた。
釣り系の再生リスト「フィッシングCH」→https://youtube.com/playlist?list=PL_oBiyEq2CuDydblz6C-8NTeMHt_wMd58&si=ruIIpW65xX7eJ2oq
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