<紹介>
始めて見えチヌを釣るために、カニの捕獲から実釣まで、足場が良い釣り易い場所で、お手軽に楽しむ一連の流れを紹介します。
タックルは、前打ち竿は使わず、一般的な磯竿とスピニングリールを使います。釣り場は、あるき易い遊歩道から釣り易い潮位で釣ります。
前編は、釣り場に合った大きさのカニの捕獲から、見えチヌ釣りを行うための仕掛け作りまで紹介します。
後編は、見えチヌを釣り易い時間帯に釣り場に着いてから、竿を出す前の事前確認と、釣り場に合った竿の長さや、釣り歩き方や、カニ打ち方などの実践を解説します。
<カニの捕獲>
捕獲するカニのサイズは釣る場所や水温により決めます。
基本的な考え方は、障害物がある石積みやテトラなどは大きめで、障害物が無い砂地やコンクリート敷きは小さ目です。また、水温が高くなるほど大きめを使います。
ただし、砂地でも干潮で流れがある川筋でカニを流れに乗せて転がして釣る場合は大きめを使います。
今回、釣行する釣り場は整備された護岸で、大きいカニは隠れる場所が少なく生息が難しい場所なので、カニサイズは甲羅幅が1.0~2.0cmで、メインに使用するサイズは1.5cm前後です。
捕獲するカニの数は釣る時間で決めます。目安は10匹/1時間です。
本日の釣りは長くて3時間を予定していますので、約30匹捕獲しています。
<参考までに>
卵を抱えたカニでも喰いに差はありません。
捕獲したカニはケフサイソガニ、ヒライソガニの2種類です。
<カニの保管ボックス>
カニの保管ボックスは、100均タッパの底に硬いプラスチックタワシを敷いて、カニを入れた上に柔らかいタワシを石に見立てて掛けます。
これにより、カニのストレスを和らげて長生きできると考えています。
<カニの保管方法>
捕獲したカニは、泥を落としてナイロンタワシがしっとり湿る程度に水を切ります。カニが水没するまで水を入れると酸欠で死んでしまいますので、入れ過ぎは厳禁です。
<カニを保管するクーラーボックス>
小型のクーラーボックスの底に500mLペットボトルの氷を入れた上にカニ保管箱を置くと、炎天下でも氷を入替えを行う事で1週間程度は生きています。
<初めての見えチヌ釣り>
いきなり前打ちタックルを揃えるには敷居が高いと思われるため、先ずは有り合せタックルを使って足場が良い釣場で、お手軽に始める一例を紹介します。
見えチヌ釣りするために必要な専用アイテムは、ハリス1.7号、チヌ針1号、ガン玉2Bだけです。竿は長さが4~5m有れば磯竿やノベ竿などが使用できて、リールはスピニングや両軸などを使用できます。
●見えチヌを釣る前打ちの方法とテクニックについて紹介したウェブサイトを開設しています。
見えチヌを常に安定して数釣りするためには、見えチヌの動き、水温、水深、透明度、水中形状に合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を工夫する必要があります。当サイトでは、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/
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