＜紹介＞
見えるチヌをまぐれで無くいつも安定して釣るために、便利なアイテムを紹介します。
＜偏光グラス＞
見えるチヌを釣るために偏光グラスに求められる事は、チヌが釣り人に気付くと逃げるか逃げなくても警戒して喰わなくなるため、チヌが釣り人に気付く前に遠くから発見できることです。
そこで、チヌが居る水中からの光をより多く偏光レンズを通過できるように、可視光線透過率が４０パーセント以上の偏光レンズを選択しています。
＜水温戦略＞
河川の干出(干潟)の場所は、餌が豊富で多くのチヌが集まりますが、汽水域は下層の海水と上層の真水の水温が異なり、変温動物であるチヌには厳しい環境で、特に低水温時期にチヌを釣るには水温戦略はとても重要になります。
参考までに、釣行時の記録データを分析して、ざっくりとした水温戦略を紹介しています。
＜水温計＞
水温戦略を決める上で水温計に求められる事は、川底を測定するため棒温度計を使い0.5度単位で測りたく、１度目盛り表示の温度計を選択します。
水温の測定方法は、釣り竿を使い水温計に付けたゴムに釣針を刺して、水温計を川底に着底して測定し、次に表層の水深10cmを測定するため、釣り竿で高さを調整して測定します。
測定時刻は決めておらず、各釣り場に到着して釣りを始める前に測定します。
＜プロトラクタ＞
光の屈折により、チヌから釣り人が見え難いが、釣り人からチヌが見えるチヌの頭上の水面を基準に、水平角20度でチヌに近付ける距離を計算します。
これにより、釣り場に到着して潮位や護岸構造からどのような立ち位置で釣り歩くか戦略を組み立てます。
ただ、水深が50cm以下に居るチヌは20度では逃げ易いため、更に離れる必要があります。
これを基本戦略として、太陽の位置や波などを加味して、実際にチヌにどこまで近付けるか実践しながら最適なチヌとの距離感を決めて釣り歩きます。
＜水深測定＞
カニを打つ着水ポイントを決めるため、チヌが居る水深を目測しますが、光の屈折により目の錯覚で浅く見える課題が有ります。
そこで、水深を目測する精度を高めてカニが沈む速度約20cm/秒や、流れ等から狙ったピンポイントに着底できるようにします。
測定方法は、20cm間隔のレインボーカラーの紐にオモリを付けて測定します。
＜まとめ＞
見えるチヌをまぐれで無くいつも安定した数釣りを目指すには、勘と経験に加えて客観的な評価が必要と考えて、試行錯誤を繰り返した結果、４アイテムは効果がありましたので紹介しました。
見えないチヌを様々な釣り方で釣っていた頃より、今では、前打ちによる見えチヌ狙いで２から３倍以上釣れる様になりましたが、チヌの動きを見ていると、多くの疑問や課題がありまして、当分試行錯誤しながら楽しめそうです。
●見えチヌを釣る前打ちの方法とテクニックについて紹介したウェブサイトを開設しています。
見えチヌを常に安定して数釣りするためには、見えチヌの動き、水温、水深、透明度、水中形状に合わせて、チヌ毎に餌打ち方法や誘い方を工夫する必要があります。当サイトでは、これらの釣り方や釣果実績などを紹介しています。
www17.plala.or.jp/turumoto/
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