<紹介>
葦の際で下向きのチヌを狙ってカニを打つ動作に入った直後にチヌが頭を上に向けた事で、着水したカニに危険を察知して逃げたが、1m以上離れた場所に浮いたチヌがカニに気付き、逃げるチヌとすれ違ってカニに近付き喰う光景について、ナゼこのような動きをするのか科学します。
<チヌの動きから分かる習性>
チヌ間で危険を知らせるコミュニケーション能力は無く、チヌ自身が見た・感じだ事だけで危険を察知する様です。
例えば群れで居る場合に、1匹が危険を察知して逃げだすと他のチヌは何が何だか分からず、とりあえず逃げます。
また、掛けたチヌの取り込みを見たチヌに、カニを打っても逃げずに完全に無視します。しつこくカニを打つと嫌がって遠ざかって行きます。
<逃げる・近付き喰う動きからカニ打ちを科学する>
この動画では、目前にカニが空中から振って着水した光景を見たことで、危険を察知して逃げたと思われます。
一方、1m以上離れた場所からカニに近付く浮いたチヌは、光の屈折の全反射により、空中から着水するチヌは見え難い状況にありまず。着水後に葦の際を沈むカニを発見した事で、不自然さを感じず近付いて喰ったと思います。
そこで、カニ打ちうポイントを科学すると、チヌが居る水深のチヌ目線で48.6度(臨界角)以下の角度で水面をみると水面が鏡(全反射)になって空気中が見え無くなり、空気中からカニが着水した事に気付かれ難いです。また、葦の際にカニを打つ事で葦からカニを落ちたと勘違いさせることもできます。
科学的な観点からカニ打ちポイントは、波なども考慮してチヌが居る水深の1.5倍以上チヌから離してカニを打つと空気中から降るカニは見え難く不自然さを感じないと考えています。
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