釣りまみれドットコム

第110回（1998/02/07 OA）

maiking of 釣りに行こう【大ちゃん寝ウキ誕生】

テレビ番組の中からオリジナル商品を発売する……新しい釣りスタイルのひとつを世に広める…..等々、番組を制作する側としては、単に番組視聴率というだけの反響のみではなく、（実際の）商品を生み出し、消費者に購入してもらえるようになる！ってのは、ある意味、大きな夢(目標)のひとつとも云えるでしょう。

【大ちゃんウキ・シリーズ第①弾】として、ウキのキザクラと共同開発？し製品版となった【大ちゃん寝ウキ】は、広島湾を中心としたチヌ釣り師たちが生み出した、独特な釣法であり、その流れの中で、テレビ番組を持っていた大ちゃんが【大ちゃん流・紀州釣り（チヌ寝ウキ釣法）】として紹介。棒ウキの常識を打ち破る＝海面に対して横になってる（寝ウキ）と、特製【大ちゃんダンゴ】がひとつになって完成された釣り方になります。

ベースになるのは『Ⅱ型』。その他には（商品化にあたり）キザクラから３種類のタイプがデザインされ、合計４種類が発売開始となりました。そして、誕生（1998年2月）から、今年で25年になりますが、広島市内の釣具店では、今なお、この商品が売れ続いているのです。８ヶ月後に誕生する『Kz-GTR』より早く世に出て、今なおロングセラー商品として愛されているのは嬉しい限りですよね(^_-)

この放送をきっかけに、寝ウキだけでなく、釣り餌のヒロキュー(HIROKYU)からは、『大ちゃんダンゴ』も商品化される流れとなる訳ですが…..

2006年、キザクラが『大ちゃんの釣りに行こう』番組提供から撤退した後、商品名が『キザクラ寝ウキ』と改名されています。（後日発売された）『大ちゃんダンシャク』も『キザクラ　ダンゴシャク』と改名されました。

いずれにせよ、全国的に有名な『紀州釣り』を瀬戸内流にアレンジした釣り方は、25年前と変わらず、護岸や波止のみならず、筏からでも楽しめるフカセ釣りのひとつとして多くのファンを魅了し続けているようです。

■出演
岡田大輔・鐘江由希
水口雄策
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